今回は、すずめの戸締まりの聖地が宮崎県日南市といわれる理由や、モデル地域になった景色や場所を紹介していきます。
新海誠監督の最新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』が、4月に金曜ロードショウで放送されます。
物語は、災いをもたらす扉を閉めるために日本中を旅するロードムービーで、主人公の成長や葛藤が描かれています。
作品の舞台は架空の町とされながらも、九州の宮崎県をイメージした描写が随所に見られ、地元宮崎では「聖地巡礼」が期待されています。
それでは、すずめの戸締まりの聖地が宮崎県日南市といわれる理由や、モデル地域になった景色や場所を紹介していきます。
すずめの戸締まり聖地は宮崎県日南市?
すずめの故郷が宮崎県・日南市であることは、作品からの情報で確認できます。
物語の序盤に登場する町も宮崎県と言えそうです。
物語の最初には、「宮崎県南部」という記述があり、宮崎弁風の言葉遣いで会話するシーンも登場します。
物語は架空の町を舞台にしていますが、港町の雰囲気が漂っており、「日南市がモデルになっているのではないか」という推測がネットやSNS上で広まっていますね。
公開前から、ファンの間で舞台やロケ地がどこかに注目が集まり、聖地に関する情報は、ファンにとっても楽しみの一つだったことでしょう。
宮崎県である理由を詳しくあげていきます。
すずめの戸締まり宮崎県日南市の理由は地図に表示されている
映画の地図に宮崎県日南市が表示されている。
すずめの家からの経路を示したマップや、テレビで流れるお天気情報、災害アラームのメッセージなどから、作中で描かれている舞台は宮崎県の日南市だということが分かります。
すずめの家で流れるテレビのお天気情報では、お天気お姉さんが九州全域を高気圧で覆われていると報じています。
その中でも、宮崎県が色付き表示されていることから、作品の舞台は間違いなく宮崎県であるといえますね。
実際の地域が舞台として登場することで、作品全体のリアリティが増して、物語に引き込まれやすくなります。
舞台設定がしっかりしていると、物語の世界に入り込みやすいですよね。
すずめの戸締まり宮崎県日南市の理由は宮崎弁
すずめと同級生が会話しているシーンでは、宮崎弁が使われていることから、作品の舞台は宮崎県であることがわかる。
「どんげしたん?」、「重役出勤やねぇ…」や「ああ、あるみたいやね…」「それがどうかしたと?」。
作品ではたくさんの宮崎弁が使われていて、宮崎県の独特な訛りで会話するようすが、描かれています。
方言には、その土地ならではの文化や雰囲気が詰まっていて、親しみやすさがあります。
地元の言葉がしっかりと描かれている作品は、地元の方々にとって特別な愛着を感じることができますよね。
方言を通じて、その土地の人々とのつながりを感じたり、物語により深く没入することができたりします。
作品に方言が取り入れられていると、それだけで作品の世界観が豊かになるんでしょうね。
すずめの戸締まり宮崎県日南市の理由は乗り物
物語の序盤に走る宮崎ナンバーの車や、白い車体に青いラインが特徴的な日南線の電車。
すずめが乗る大型フェリーが登場するシーンから、フェリー乗り場がある宮崎県が物語の舞台であることがうかがえます。
地元の乗り物が描かれることで作品がより現実感を持ち、読者や視聴者もまるでその場にいるかのような感覚を味わえます。
地元色豊かな要素が描かれることで、作品の臨場感や舞台設定がよりリアルに感じられるんでしょうね。
地元の文化や風景が描かれた作品は、視聴者にとっても特別な体験になりますよね。
すずめの戸締まり宮崎県日南市の理由はインタビューで名言している
新海誠監督がインタビューで宮崎県と明言している。
「すずめの戸締まり」の舞台が宮崎県であることが宮崎日日新聞のインタビューで明らかにされました。
新海誠監督は、作品が日本神話にインスピレーションを得ており、宮崎が神話の始まりの場所であるため、舞台を宮崎県に選んだと語っています。
主人公の鈴芽のキャラクターは天岩戸伝説の天岩戸がモチーフになっており、そのような背景から宮崎がふさわしいと考えられたようです。
新海誠監督の作品は常に独創的であり、作品は背景に深い意味を持たせているので、舞台選びもその一環なんでしょうね。
神話が生まれた宮崎県はピッタリな場所です。
崎県が神話の始まりの場所であることから、舞台を宮崎県に選んだというのは納得ですね。
神話が生まれた宮崎県は、その神秘的な雰囲気や豊かな自然が作品にぴったり合っていると思います。
作品には神話的な要素や古来からの伝統が織り交ぜられていて、それが世界観をより深めているんでしょうね。
すずめの戸締まりのモデル地域になった景色や場所を紹介!
「すずめの戸締まり」は、架空の町が舞台となっていますが、作品の中で描かれた風景が実在の場所に似ているとのことで、日南市や市観光協会には多くの問い合わせが寄せられているようです。
市観光・スポーツ課は、作品に描かれた風景が実在の場所と関連している可能性があると考え、関連情報を提供しているのではないでしょうか?
モデル地域になった景色や場所を紹介していきます。
モデル地域は外浦港
鈴芽と閉じ師の青年・草太が初めて出会うシーンでは、坂の向こうに特徴的な形をした港が見えます。
作中で登場する「門波漁港」の地図は、実際の外浦港(とのうらこう)と一致しており、モデルとなった場所が外浦港であることがわかります。
草太と鈴芽の出会いをイメージしながら、想像してみると、また新しい発見があるかもしれませんね。
物語の中での出会いと、実際の港の風景が重なり合って、より一層印象的に感じられるはずです。
外浦港への行き方
住所:〒889-3213 宮崎県日南市南郷町潟上134−54
JR日南線南郷駅より車で県道438線を南へ5分ほど走ると外浦港がみえてきます。
モデル地域は油津港
日南市では、坂道を越えた先に港が見える風景が複数ありますが、その中で油津港周辺が特に注目されています。
すずめと草太が出会った通学路に映る港として、油津港がもっともイメージに合致している場所のため聖地とされています。
油津港の風景は、坂道を越えた先に広がる静かな港と、遠くに見える海の景色が印象的です。
夢中で扉を探している草太と、草太を追っている鈴芽の姿を思い浮かべながら、油津港の風景を楽しんでみてください。
油津港への行き方
住所:〒887-0001 宮崎県日南市油津2丁目7。
油津駅から車で県道442号線へ向かい油津駅交差点を右折。5分ほど走ると油津港が見えてきます。
モデル地域は猪崎鼻公園
坂道からは油津港と街を一望することができ、圧倒的な景観が広がっています。
すずめと草太が出会ったシーンの坂道は、間違いなくここではないかと思われます。
二人が出会うシーンを思い浮かべながら訪れてください。
美しい風景と物語が融合した瞬間、何かきっと起こるはずです。
想像力を働かせながら、その美しい光景と心に響く何かを感じてみてくださいね。
猪崎鼻公園への行き方
住所:〒889-3143 宮崎県日南市下方。
油津港より油津港入口交差点を左折しくるまで5分ほど走ると猪崎鼻公園があります。
天岩戸神社
高千穂町に位置する「天岩戸神社」は、日本神話における重要なエピソードである天照大御神の岩戸隠れを神話として収めた神社です。
この神社は、天照大御神が隠れたとされる洞窟を祀り、その神話的なエネルギーを感じられるパワースポットとして知られています。
岩戸 鈴芽という名前も、この神社の神話からインスピレーションを受けて名付けられたものです。
神秘的な雰囲気を持つ天岩戸神社は、多くの人々にとって特別な場所となっています。
天岩戸神社への行きかた
住所:天岩戸神社 参拝者駐車場、〒882-1621宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸794
宮崎空港から宮崎自動車道に入り、東九州自動車道へすすみます。
延岡ICで降り、国道218号線を一時間程度進むと見えてきます。
まとめ
すずめの戸締まりの聖地が宮崎県日南市といわれる理由や、モデル地域になった景色や場所を紹介していきました。
まとめます。
作品中の地図に宮崎県が表示されたり、方言で宮崎弁が使われ、宮崎ナンバーの車や日南線の特徴的な電車、大型フェリーが物語に登場することから、作品の一部の舞台は宮崎県であることが予想されます。
そして、新海監督もインタビューで、日本神話をインスピレーションにした作品で、神話の始まりの地である宮崎県を選んだと述べています。
具体的な聖地の場所は、外浦港・油津港周辺・猪崎鼻公園周辺の景色や坂道のようです。
以上、すずめの戸締まりの聖地が宮崎県日南市といわれる理由や、モデル地域になった景色や場所を紹介していきました。