今回は、友蔵心の俳句を一覧にして面白いネタや名言を紹介していきます!
日本の人々に愛されるアニメ「ちびまる子ちゃん」。
子供たちだけでなく幅広い世代が毎週日曜日の放送を楽しみにしています。
特に、祖父である友蔵は、名物キャラクターで彼の詠む句には、率直な感情や孫への深い愛情が込められており、切なさと優しさが溢れています。
一番の理解者であり、彼女への愛情と温かさが伝わってきます。
今回は、友蔵心の俳句を一覧にして、面白いネタや名言を紹介していきます!
友蔵心の俳句一覧は?
さくらももこさんの作品である「ちびまる子ちゃん」は、昭和の懐かしさが漂い子どもから大人まで幅広い層に愛される日本を代表するアニメ番組です。
なかでも心の俳句は、孫への愛情や心の叫びが詠まれ、「ちびまる子ちゃん」の魅力を一層引き立たせるものとなっています。
一覧にして紹介します。
心の俳句「胸つまる・何だい?まる子・言えなくて」
TARAKOさんが、3月4日(月)未明にご逝去された時に、読まれた句です。
深い思いが込めていることでしょう。
悲しみを俳句にすることで、心の整理をしていたのではないでしょうか?
TARAKOさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
心の俳句「だまされる・おいぼれじじい・ここにあり」
「そろばんを買う」という、まる子の嘘を信じてお金を渡します。
その嘘がお母さんにバレてしまい、叱られる様子をふすまの陰からじっと見つめていた時の俳句です。
自分が騙されたことに怒りを覚えるのではなく、成長していく過程で必要なことであると思ったのでしょう。
彼の温かさと深い教えが込められています。
心の俳句「夏の日に・ゴキブリ退治・光る汗」
男気が感じられます。
部屋に現れたゴキブリを、駆除した時に読まれた句です。
ゴキブリ駆除に立ち向かい、光る汗を流しながら必死に退治する姿は、まる子にとって、とても頼もしい存在であったに違いありません。
心の俳句「七十を・過ぎてもわしは・まだおじちゃん」
まる子が、オムライスに間違って「おじちゃん」と書いたときに詠まれました。
オムライスに書かれた「おじちゃん」というミスも、ポジティブな解釈に変えられています。
彼のように、ミスや困難をポジティブな解釈で取り入れることは、人生を豊かにし、周囲の人々にも明るい影響を与えることができるでしょう。
心の俳句「やわらかく・おいしいものを・我は所望す」
食べたいものを聞かれ「やわらかいもの」と答えると、まる子は「一生それでいいの?」と疑問を投げかけました。
慌てて急いで「おいしいものも欲しい」を付けたして欲しいと頼み、その際に詠んだのがこれです。
やわらかいは物は、食べやすく消化を考えると、高齢者にとって重要な条件ですよね。
それ以外の答えが見つからず、「おいしいもの」と付け加えるあたりが、高齢者の気持を上手く表現しているように思います。
美味しい食事を楽しんでほしいですね。
健康を祈っています。
心の俳句「迫真の演技むなしく無視されてヒロシといふ子の我は父なり」
熱烈な巨人ファンのヒロシは、野球中継に夢中です。
金ドンが見たい、まる子と友蔵は仮病を使いヒロシに近づき、チャンネルを変えようとこころみました。
しかし、ヒロシは王のホームランに夢中で、その様子を気するどころか気づく素振りすらありません。
親としての孤独や後悔をユーモアを交えたのでしょうね。
心の俳句「ありがたや・心配じじいを・まもる孫」
毒が気になり、フグ鍋を食べないでと懇願する、まる子を見て詠んだ句です。
おじいちゃんへの愛情が詠まれた素敵なものですよね。
気を使ってくれる人がいることは、嬉しいものです。
孫が涙を流し心配してくれることは、おじいちゃんやおばあちゃんにとっては、本当に幸せな瞬間でしょう。
心の俳句「若き日の・君を思えば・照れる我あり」
写真を眺める友蔵に、「それは誰?」と聞いたときの一句です。
孫を可愛がる姿が目立ちますが、おばあちゃんにもしっかりと愛情をもち家族を大切にする心が描かれた素敵な句です。
家族やおばあちゃんへの深い愛情が、内面にしっかりと根付いていることを感じます。
心の俳句「ふる里の・味を忘れて・びわは無し」
びわを食べるヒロシとまる子。
ヒロシは「懐かしいな、故郷の味だ…」とため息をつきながら言います。
「私にも故郷の味を少し分けてくれ」とお願いしますが、ビワは残っていませんでした。
彼は「故郷の思い出がもうない」と静かに呟きます。
故郷の情景や風情が消え去ったビワに例えられ、寂しさや郷愁が胸を打ちますが、少し可哀そうにも感じます。
心の俳句「わしだって・生で見たいよ・芸能人」
まる子が生のアイドルを見に行っていたとき、彼は亡くなった知人の法要に訪れていました。
その時に詠まれた悔しさを感じる一句です。
確かに、芸能人を生で見る機会はなかなかありませんよね。
本当に悔しく思ったことでしょうね。
友蔵心の俳句面白いネタ
友蔵は、喜びや悲しみを俳句にして気持ちを整理しています。
そのこには、笑いも含まれていたり、ユーモアが交えられていたりで、バラエティ豊かです。
「クスッ」と笑える面白いネタを3句ほど紹介しますね。
心の俳句:面白ネタ①「くさきあし・じっとたえる・まごあわれ」
靴磨きのをする、まる子の姿をみて見て詠んだ句です。
匂いを我慢しなが靴をみがく、まる子。
孫に気を遣わせてしまう自分の臭いを気にしているんでしょうね。
まる子の優しさを感じる一句です。
心の俳句:面白ネタ②「ウニだって・ ワシも食べたい・だけどシメサバ」
年金が入り、誕生日が近い孫に「どんなものでも奢ってやる」と自信満々に宣言しました。
そして、有名な高級お寿司屋に入ることになり、値段に驚きますが引くに引けない状況で詠んだ句です。
まる子が贅沢なウニやいくらを次々と注文する中、友蔵は安いシメサバを選んで、ひたすら食べ続けました。
ピンチも笑い話に変え、その状況を面白おかしく句にしているところに、義理堅さとユーモアが感じられます。
心の俳句:面白ネタ③「みやげすら・期待されない・じじいです」
旅行に出かける彼が、お土産は何が欲しいか聞くと「変なものは買ってこないで」と、いわれたときに詠んだ句です。
お土産を期待されていない姿が少し可愛そうですが、寂しさを表現したユニークさに思わず笑ってしまいます。
友蔵心の俳句名言
人生に役立つヒントや教訓があり、知恵や勇気を与えてくれるものがたくさんあります。
長年生きてきた彼だからこそ、表現できる名言も含まれています。
人生を生きる上で格言となるような俳句を3つほど紹介しますね。
心の俳句:名言ネタ①「好奇心・これが長生きの・秘訣です」
まる子が本を見ていると、「時代に取り残されるわけにはいかないから、私にも見せてくれ」といいますが、断られてしまいます。
それでも、「ふふ、でもちょっと興味があるのかもしれないな……」と照れながら、雑誌を眺めて一句を詠みました。
自分の知らないことに興味を持つことは、確かにどんな年齢にも必要なことです。
新しい知識や発見は人生を豊かにし、子供が見る本にも興味が持てる気持ちが、元気のもとなのでしょう。
心の俳句:名言ネタ②「明日こそ・何か良いこと・あるだろう」
テストの点で落ち込んでいる姿を見て、詠んだ句です。
過去を振り返らず、未来に希望を抱くことはとても大事なことです。
孫の未来を信じている気持ちが、その句から伝わってきます。
「明日こそ・何か良いこと・あるだろう」その期待感こそ、明日への力につながるんでしょうね。
心の俳句:名言ネタ③「意味のない・ことをするのも・人生だ」
一緒にゲームをしようと誘われたときに詠んだものです。
とても深く名言ですよね。
時には意味のないことをすることも大切で、意味や目的ばかりを追いかけると、人生がつまらなく感じてしまいます。
意味のないことにこそ、人生の楽しさや驚きがあるんだと感じることができる素敵な句ですよねよ。
まとめ
今回は、友蔵心の俳句を一覧にして面白いネタや名言を紹介していきました。
友蔵の俳句は、人々の心に深く訴えかける力があります。
理由は、長い人生を歩んできた喜びや悲しみ、哀愁や希望といった感情を繊細に表現しているため、彼の心の叫びが、多くの人々の共感を呼び起こしているためではないでしょうか?
アニメの世界だけではなく日常生活においても、友蔵の俳句に触れると、さらに世界が広がっていくことでしょう。
以上、友蔵心の俳句を一覧にして面白いネタや名言を紹介していきました。